株と為替 今週の戦略

最初にまとめを書きますと、
  •  ドル円は、105円を当たり前と考え、さらに100円までの下値警戒。
  •  日経平均は、15,500円を想定した売りと、決算発表を見極めた上昇株判断。
です。
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【ドル円】

先週前半までの勢いは、
 米国:ダウ平均株価が上昇
 日本:日経平均株価が上昇
 ドル円上昇(円安、ドル高)傾向

ところが、その後は、
アップルの決算発表、日銀の追加緩和なしなど悪材料が続き、
円高、日本の株価急落、NYダウ急落、ドル安が進行。

相場が反転したというよりは、
以前の円高方向に戻ったという感じ。

気をつけないといけないのは、
  • 日本には円安を導くネタがないこと
  • アメリカはドル安にする気満々なこと

さらには、

  • 日本政府と日銀が一枚岩で無いこと
  • 日本以外の政府は円安を望んでいないこと
今回の「追加緩和なし」でもわかったように、日本政府と日銀は一枚岩ではない。
これは、つまり、こういうこと。
  •  政府「日銀に追加緩和してもらわんと、景気が良くならん。追加緩和、はよ」
  •  日銀「消費増税してもらわんと、インフレが起きん。消費増税、はよ」

つまり、今以上の円高が起こりうるわけで、相場の目線に注意。
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ドル円週足チャートに下値支持線を引いてみました(クリックで拡大します)
直近は105.20円。
これを抜けると、100.8円。
さらに下抜けすると100円の心理的な壁があるが、
これが崩れると狼狽売りで暴落が起こりえます。

【日本株式市場】

株式市場も日本は休場が続きますが、NYダウを追いかけることは可能です。

日経平均 3ヶ月分
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 5月2日(月)と、5月6日(金)で2回500円くらいずつ落として、15,500円くらいまで下げるのではないでしょうか。
 もう、騰げる要素がなく、円高進行した分、株を手放す人についてゆくような状態になるかと思います。
 ただし、決算発表が良かった企業や、ドル円が影響しない銘柄は下げないかな?
 国内株主の構成比率の高い食品業界や、4月に下がりきった電力業界は方向性が異なるかも知れません。
 大多数の銘柄がすでに十分下がっているので、夏に上がりそうな株を、底を打ったのを見極めてから買うのも得策ではないかと思います。

 ウォッチする銘柄:トヨタ自動車、ゆうちょ銀行、フィスコ、アンジェス、キリンHD、コカ・コーライーストジャパン、コカ・コーラウエスト、中部電力、モバイルクリエイト、タカラトミー

NYダウ 3ヶ月分
ny20160430t
さらに何十年というレンジで見てみると、
NYダウは長期で右肩上がりなのに、日経平均はバブルはじけて以降レンジ相場・・・。
そりゃ、カラ売りも世界中から参戦するわ(*・ω・)ノ

日経平均

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バブル以降、日本人のチキンさを発揮したチャートですねえ

NYダウ
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転んでもただでは起きないアメリカ人気質でしょうか

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